読んだ本の備忘録。 最近読み終わったもの、過去に読んだもの、 読み返したもの。全部は書けないけどボチボチと。 ジャンルにこだわりはありません。 人と面白いと思うツボが違う事が多々あります。 感想文苦手です(致命的)。
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「破獄」吉村 昭
犯罪史上未曽有の4度の脱獄を果たした無期刑囚佐久間清太郎。 逃げようとする者と閉じ込めておこうとする者の戦いに戦中戦後の時代背景を絡めて描いた作品。 新潮文庫の夏の100冊キャンペーンでなんとなく手に取った本。 物語の元は実話で、作者が綿密に取材をして書かれたものだそうです。 Amazonのレビューには「読んだら止まらなくなった」人が多いのですが、 私は半分くらいまでなかなか進まず。2回目の脱獄まではちょっと退屈。 3回目の脱獄(網走刑務所)は方法が凄いです。 少ない道具で知恵を働かせてここまで出来るなんて... 4回目の脱獄後、北海道から東京の刑務所に移され、そこの所長さんの情に訴える収監法が秀逸でした。 人間やっぱり情が大事なんだなぁと。 後半はどんどんページが進みました。 PR この記事にコメントする
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